工房案内 | 松下工房

代表挨拶

造形屋をご存じでしょうか。
職種を尋ねられた際に、「造形屋です。」とお答えするのですが、知らない方もしばしば。
そこで、「ご依頼にあわせて色々つくります。素材もサイズも様々ですが、形を作って色を塗って仕上げるものが多いです。状況に応じて絵も描きますし、少し風変わりな塗装も行うクリエイティブな職業です。」とご説明しています。

平成7年に一人親方で始めた松下工房は、クライアント様はじめ多くの仲間にも恵まれ、平成18年に株式会社松下工房を設立、以後今日まで、皆様にお力添えを頂きながら、弊社スタッフ一同懸命に“ものづくり”に取り組んでおります。

これまで、博物館に展示する極小の造形物制作から大型テーマパークの巨大なショーセット装飾工事まで、様々なプロジェクトに携ってきました。弊社の仕事は人目に付くところを担当しますので、何かしら御覧頂いているかもしれません。

造形屋の“ものづくり”とは単に図面通りの製作をおこなうだけではありません。そこには、クライアント様のこだわりや想いを共有しイメージを具現化するという重要なプロセスがあります。
案件ごとにひとつひとつ課題と向き合い追求していくことで、新たな価値の創造があれば、それこそが造形屋の“ものづくり”であると考えています。

2017年秋から2018年初夏にかけ、ご縁があって現代美術作家・名和晃平氏のルーヴル美術館での展示作品制作に携わると云う貴重な経験を得ました。
その際に取り組んだ大型彫刻作品“Throne”制作過程を名和氏と氏の主宰する株式会社サンドイッチ様のご厚意により掲載が可能となりました。「造形屋さんって、どんな仕事なの？」と興味を抱いている方々の参考になれば幸いです。

今後も新しいチャレンジが続きます。
株式会社松下工房はスタッフ一丸となって皆様と共に“新たな価値の創造”を目指します、ご期待下さい。

代表取締役松下勝郎